一指頭禅の内容について下記に記します
一指頭禅(いっしとうぜん)とは、指の先に気を集中させる気功のことである。派によって、さまざまな一指頭禅が伝えられている。たとえば中国のある仏家気功においては、入門希望者の資格試験として行われる。師は、だまって親指を一本立てて入門希望者に見せる。入門希望者は、親指の周囲の気の形を答える。つまり気の形が見えるものは入門を許され、見えないものは入門を許されない。中国気功においては、気は目に見えて当然というわけなのである。日本の禅における公案の一指頭禅とは、その内容をまったく異にする。
※禅
禅(ぜん)は大乗仏教の一派[1]であり、南インド出身の達磨が中国に入り教えを伝えて成立したとされている。 中国禅は唐から宋にかけて発展したが、明の時代に入ると衰退していった。 日本に純粋な禅宗が伝えられたのは鎌倉時代であり、室町時代に幕府の庇護の下で発展した。明治維新以降は、日本の禅が世界に伝えられた。
※公案
1.中国で、古代から近世までの役所が発行した文書。調書・裁判記録・判例など。
2.上記の意味から派生して、禅宗において修行者が悟りを開くための課題として与えられる問題のこと。ほとんどが無理会話(むりえわ)と言われている。一般には「禅問答」として知られる。有名な公案として「隻手の声」、「狗子仏性」、「祖師西来意」などがある。近世には一定の数の公案を解かないと住職になれない等、法臘の他に僧侶の経験を表す基準となるなど幕府の宗教統制にも利用された事は一般に知られているが安土の宮町衆が説いた『栗の華』六節に記載されていた宗派両断始期に詳しく掲載の物。
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一指頭禅の内容
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